こんにちはYuu(@yuu_u1)です。
あと少しでRX100M6が発売されますね。
発売前に今回はRX100シリーズで夜景を撮る方法を紹介します。
RX100シリーズは小さくてもしっかり撮れます!
画質もボケ具合もスマホより綺麗で、操作や撮影機能はミラーレス一眼並みで、それでいてコンパクトなサイズが身軽に写真を撮りたい自分にはぴったりです。
そんな高級コンデジRX100シリーズで、夜景撮ってますか?
撮っていたとしてもオートでカメラまかせに撮っていないでしょうか?
高級コンデジはミラーレス一眼並みの操作が可能なので、夜景撮影時にオートじゃなく、シャッタースピードや絞りやISOを触って撮らないと機能がもったいないです。
設定を変えることで、冒頭の写真のような車の流れをレーザーのように撮ったり、ノイズを減らしてクリアな夜景が撮れたりすることが可能です。
今回は、インスタやツイッターで特に質問の多い夜景の撮り方を身軽なミニ三脚を使い長時間露光という方法で夜景を撮る方法を紹介します。
Contents
長時間露光とは
まず長時間露光とは、基本的にはシャッタースピードを1秒以上に設定をして撮影する方法です。
シャッタースピードとは
そこで長時間露光で写真を撮る場合はシャッタースピードを変更して写真を撮る必要があります。
シャッタースピードとは、カメラのシャッターボタンを押してシャッターが「カシャっ!」と降りる時間です。一般的なカメラなら1/3200秒(速い)から30秒(遅い)にシャッタースピードの変更が可能です。
例えばシャッタースピードを30秒に設定すると30秒間シャッターが開きっぱなしで、その間カメラに映り込む光を全て取り入れます。その時にカメラを動かすとブレブレの写真になります。
シャッタースピードの変更はカメラのモード設定でSモードやMモードから変更可能です。
コンパクトな高級コンデジにはミニ三脚を持ち歩こう
先ほど説明したようにシャッタースピードを遅くして撮るためには、シャッターを開けている時間にカメラを動かすとブレてしまいます。
そこで綺麗なブレない夜景を撮るためには三脚が必要です。
でも、三脚といっても普段から下のような三脚を持ち歩く必要はありません。写真の右下に写ってある小ちゃな三脚で大丈夫です。
要するにカメラが動かないように固定できれば問題ないということです。
そのためにいつでも持ち歩けるこのようなミニ三脚が便利です。これを高級コンデジと一緒にカバンに入れておくと、夜景を撮るシーンに出くわした時に、今までは見逃していた夜景も撮れる確率が増えて撮ることが可能です。(もちろん通常の高さの三脚より高さがないため撮影場所の制限はあります)
自分のオススメはマンフロットのポケット三脚です。SサイズとMサイズがありますが、ミラーレスでも使えるMサイズがオススメです。
こちらがそのポケット三脚です。
コンパクトに折りたためる。
通常の三脚穴に取り付け可能。これなら常時付けていてもさほど問題ないレベル。
脚の角度を調整する事で、アングルを決めることが可能です。
使い方は、平らな場所があれば大丈夫です。脚はゴム状の素材なので少し滑り止め効果もあります。
これが、その時に撮った夜景です。小さなコンデジと小さな三脚で簡単に夜景が撮影可能です。
では、夜景を撮るための必要な道具が揃ったので、続いては夜景の撮り方を説明します。
撮影モードをオートから解放しよう
では、三脚を手に入れたのでオート撮影をやめて綺麗な夜景が撮れる設定で写真を撮りましょう。
写真は「絞りのF値」、「シャッタースピード」、「ISO感度」の3つの設定で明るさを調整し、適正な露出(明るさ)で撮影します。
夜景を綺麗に撮るためには以下の設定が適しています。
高級コンデジで夜景を撮る場合
主流の1型センサーでは・・・
絞り
F5.6〜8絞った方がシャープに写る
ISO
ISO125 低い方がノイズが少ないザラザラ感が少ない
シャッタースピード
絞り、ISOに合わせて適正な露出になるように調整。上記の設定になれば夜間時のシャッタースピードは遅くなり長時間露光になります。
三脚を使うのでどれだけ遅くなっても問題ありません。
でも基本的に30秒が一番遅いシャッタースピードなので、それでも暗い露出になるならISOを上げたりF値を小さくしたり、撮影の場所で多少の調整は必要です。(Mモードにするとbulbといってシャッターを押してもう一度押す時間の間シャッターを開けておく撮影も可能です。120秒とかさらに長時間可能です)
オートはブレないような設定になる
しかし、カメラまかせのオートでも綺麗に撮れますが、それはスマホで撮っているのと同じような感じです。
オートで撮影すると、手持ちで撮ることを前提なのでブレない方法でカメラが撮影の設定を決めてくれます。
そのために、先ほど書いたシャッタースピードを早くしてブレないようにするために、その他の設定で夜景が撮れる明るい設定をしないといけません。
するとISO感度を高く上げて明るくしようとするためにノイズが多くなります。
そのために夜景を撮る時は、三脚が使える場所なら三脚で撮った方が綺麗に仕上がります。
ノイズを少なくしてシャープな夜景を撮る設定
ではオート撮影じゃなくて別のモードでシャープなクリアな夜景を撮るための説明をします。
先ほどの「高級コンデジの場合」で書いたことと重複する部分はありますが、もう一度書いておきます。
主流の1型センサーの夜景の設定
今高級コンデジの主流の1型センサーの場合で説明します。
ソニーならRX100シリーズ。キヤノンならG5X、G7X、G9X、パナソニックならLX9などです。
※一番下に高級コンデジをまとめた記事のリンクを貼っておきます。
撮影方法
・三脚を使用
先ほど説明したミニ三脚で大丈夫です。必ず固定しましょう。
・モード
できればMモード。慣れていない場合はAモード
・絞り
F5.6くらいの絞った方がシャープに写る。
・ISO
ISO125などの低い方がノイズが少ないザラザラ感が少ない。
・シャッタースピード
絞り優先Aモードの時はカメラが自動で決めてくれる。
マニュアルモードMモードの時は露出がEV0になるようにシャッタースピードを決める。
・手ぶれ補正
手ぶれ補正はオフ。三脚を使うので切っておく。
・セルフタイマー
セルフタイマーが重要で、シャッターを押す時にブレるのでセルフタイマーを2秒くらいに設定をして撮ると安心です。
・長時間ノイズリダクション
JPEGで撮影する場合は長時間ノイズリダクションをON
・RAW or JPEG
できたらRAW設定で撮った方が、より写真の仕上がりが綺麗になります。
画質はJPEGが初期設定だと思いますが、RAW現像ソフトを持っていたらRAWで撮影する事をオススメします。
自分はAdobeのLightroomを使っていますが、持っていない場合は各メーカーのRAW現像ソフトもあります。
RAWの方がJPEGよりデーター量が多く、色の調整や黒つぶれや白飛びの調整の幅が広く、綺麗に写真を仕上げることが可能です。
そのため、RAWで撮る時は、露出EVを白飛びしない程度のマイナス気味で撮っておくと後から現像する時に、暗くなった部分を戻すことができます。
簡単にRAWについて書いておきます
デジタルカメラで写真を撮る時にRAWで撮影できるカメラであればRAWかJPEGで撮るか選択可能です。
通常はJPEGになっています。
JPEGの場合
JPEG設定で写真を撮る→カメラ内で適正な色に現像してくれる→写真(JPEG)として出力される。
RAWの場合
RAW設定で写真を撮る→RAW現像専用ソフトで自分の適正な色に仕上げる→写真(JPEG)として出力。
RAW設定で撮影した場合は普段カメラが適正な色で写真にしてくれているのを、自分で編集というか現像して適正な自分なりの写真に仕上げることです。そのため、写真になる前の生のデータなのでJPEGに比べて編集しても綺麗に編集できます。
カメラでJPEGで撮ると、カメラがRAWの大量のデータから適正な色を取り出して色や明るさを決めています。そなために、JPEGはすでに取り出されたデータから編集しようとするので色の調整も難しいのです。
RX100M4とミニ三脚で撮った夜景
最後に
コンパクトな高級コンデジRX100シリーズとミニ三脚をカバンの小さな隙間に潜ましておくだけで、夜景を撮りたいシーンに出くわした時に、綺麗な夜景が撮影可能です。
自分は身軽な行動が好きなのでこんな感じでぶらぶらして写真を撮っています。
バック:ザ・ノースフェイス グラニュール 1.5L
カメラ:SONY RX100M4
ミニ三脚:Manfrotto ミニ三脚 POCKET L
モバイルバッテリー:Anker「PowerCore Fusion 5000」
夜景を撮る時は三脚を使うだけで、いつもと違った光の捉え方が可能です。そして、三脚で固定して今回説明したような設定で夜景を撮ると、意外に綺麗に簡単に撮れる事に気づくと思います。
あとは何回も撮影するために、気軽に持ち出せるコンパクトな高級コンデジに小ちゃな三脚を持ち出していると撮影の回数も増えますので、夜景撮影が上達する事間違いなしです。
こちらの記事もどうぞ
↓新型のRX100M6について
↓RX100シリーズの比較
↓高級コンデジまとめています。
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