SONY α6300が発売されて、もう2か月くらい経ちます。
今は、ほとんどこのカメラばかり使っています。
α6300と言えば、α6000の後継機にあたり、SONYのEマウント(ミラーレス一眼)のAPS-C機ではフラッグシップに位置します。α6000から継承されたAF速度を更に進化し、4K動画にも対応と最新の機能を搭載し、更に自分にとって使いやすいカメラに進化してくれました。
今回はこのα6300を使ってタイムラプスを撮ってきました。そしてタイムラプスは写真を動画にして作成するため、基本は三脚に固定して写真を撮るのと似たような感じなので、タイムラプス撮影していてα6300の気づいたことも含めて書いておきます。
4K動画や写真に関してはコチラの記事も参考にして頂けたらと思います。
Contents
α6300で撮った神戸の港町タイムラプス
まずは、α63000で撮影した神戸の街のタイムラプスです。
それではタイムラプスを撮っていて進化したα6300について書きます。
高感度に強くなった
このタイムラプスを撮っていてα6300が進化したと感じた点は「高感度」に強くなったと言う事です。α6000はISO800くらいが限界だったような感じでほとんどISOを上げないで撮っていました。
後半のこのシーンを例に撮って見てみます。
マニュアルモード シャッタースピード2秒 F11 ISO320 でレンズはSELP1650のキットレンズを使っています。
下の写真が編集後の画です。
今回から夜のシーンはRAWを使おうと思って、JEPGとRAWの両方で撮りましたが、案外、自分的にはJEPGでいけると感じています。
α6000は夜景を撮る時は、ISOを必ず100で撮っていました。
α6300は自分中では500くらいまではいけると思っています。そのため絞ってF11くらいで撮れるので周辺の解像度もまずまずです。
他のいろいろなサイトなどをみると常用でISO1600や2000でも使えると言うのを見たのでこれは、新しいセンサーを搭載したお陰だと思います。
なぜ私は500で抑えるかというと、撮影時に白とびを防ぐために、露出をアンダーで撮って編集時に画を強調するため擬似的なHDR加工的なモノを使っていて、これを強くやりすぎるとノイズが大量に出るからです。
編集後の一部拡大した写真も載せておきましたが、そんなに目立つノイズはないと思います。
これは撮影していて一番感じた点ですね。もちろんこれは普通のスチルの時も同じ事が言えます。もちろん動画撮影時の高感度もかなり優秀です。
もう一つ例を最後のシーンで。
絞り優先 シャッタースピード2.5s F8 ISO200 EV-2.0 レンズSELP1650
これもJEPGで明るさをかなり持ち上げて彩度やホワイトバランスもいじっています。
サイレントシャッター対応
この撮影時には、全くタイムラプスがサイレントシャッター対応になっている事に気づいていなかったのですが、4月26日に待望の念願のサイレントシャッターに対応してくれていました。そんな事も知らない自分は、今回のタイムラプスを見て頂いてもお分かりのように、大勢の人の前で「カシャ!カシャ!・・・」と連発していました。
このアップデートは他に「α7R II, α7S II,α7S 」も対応機しています。
α7RIIが発売された時、サイレントシャッターに対応してタイムラプスももしかするとサイレントシャッターで撮れるのかと思い試してみると、それが無理だったので、タイムラプスアプリには対応できないと半ば諦めていたので、これは本当に街中で撮る自分にとっては一番嬉しい進化です。
しかし。。。現在ソニーに確認中ですが、かなりの頻度でサイレントシャッター時に、タイムラプスアプリが落ちて途中で終わってしまっています。
これは設定の問題なのか、アプリのバグなのか分かり次第、記事をアップします。
追記
タイムラプス時のサイレントシャッターの停止は、その後、本体のアップデートVer.1.10を行ったあとは正常に作動して停止することはなくなりました。
※アップデートにはPC接続が必須です。
あと普通のシャッター音もα6000に比べて大人しめの音になったと感じます。α6000は乾いた感じの音で、展望台のフロアなどでも響いていましたが、柔らかくなった感じの音です。
追記:USB充電しながら撮影可能
α6000の時はUSB充電は可能だったものの、使用しながら充電はできませんでした。
それがα6300では使用中でもUSB充電が使用可能で、万が一の時はモバイルバッテリーで給電しながら撮影可能です。
その他
カメラの水平やアングルの傾きを確認するための電子水準器が搭載してくれた点は助かります。
と言うようにほぼ自分の中でα6000から、進化して欲しかったことはアップデートされています。
気になる点
逆に、気になる点もあります。
一番は、熱暴走による停止です。
まだ5月に入る前の4月の出来事です。
SONY α6300
23℃の大阪でタイムラプス中に熱暴走して止まる…
はじめてから400枚くらいで熱暴走して止まるという…#αアンバサダー pic.twitter.com/O5frz8F7oL— Yuu (@yuu_u001) 2016年4月22日
Twitterでもつぶやきましたが、撮影初めて約15分くらいの400枚ほどで、ディスプレイに温度が下がるまで・・・・みたいな表示がでて電源が切れてしまいました。
大阪道頓堀の温度表示は23℃。体感的には27℃くらいはあったかと思います。
その後も、ここ最近2回ほどタイムラプス中に熱暴走で止まっています。
4K撮影中ならまだしもタイムラプス中になるとは、全くの想定外です。
(1カット10秒程度を撮影する4K時にも何度が停止になっています。本体はかなりヒートアップします。数分待てば復活しますが。。。)
少し思い返せばRAW+JEPGで撮っていたのも影響があったのかもしれませんが、そのあたりは不明です。
これからの炎天下でどうなるかが不安で楽しみです。
露出が変化する時のタイムラプス中に空のチラツキが気になります。これは自分の撮影設定が悪いのかもしれないのでいろいろと試してみます。
あとはバッテリーは、α6000同様にあまり持ちは良くないので予備またはモバイルバッテリー持っておいた方がいいです。
撮影場所など
去年までは神戸のタイムラプスを「KOBE JAPAN Time Lapse」シリーズとして5作UPしました。しかし、ことしは神戸単体のタイムラプスはこれが初めてでした。
去年、神戸の街を撮りすぎたのもありますが、今回は神戸の港町をメインに船の出港シーンや入港シーンなど多く取り入れて、初めて布引ハーブ園や北野天満神社の高台から神戸を見渡すシーンも取り入れました。
などなど、他にもいろいろと撮っています。
最後に
今回はタイムラプス撮影のα6300について書きました。全体的にはα6300は、理想に近いカメラへと進化してくれています。
上記で書いた問題点もありますが、ソニーさんからの回答待ちなど解決できそうな問題もありそうです。
被写体に関しては、GW中の人が多いところでの撮影やいい雲がでていたり、夕方から夜に変わるシーンを多く取り入れられたので画自体がいい感じになってくれました。そのためズームやチルトなどの効果をあえて入れずに仕上げました。
今後もα6300の活躍に期待してどんどん使っていきます。
タイムラプス撮影についてはコチラの記事も参考にして下さい。
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コメント
いきなりのコメント失礼します。
同じくα6300でタイムラプス中に落ちている(指定の枚数まで撮影せずに勝手に終わっている)のですが、その後SONYさんから回答はありましたでしょうか?何かわかりましたら教えていただけると嬉しいです。
初めまして。SONYさんの回答は機種や環境によるかもしれないとのことで曖昧な回答でした。
その後、本体のアップデートVer.1.10を行ったあとは正常に作動して停止することはなくなりました。
http://support.d-imaging.sony.co.jp/www/cscs/firm/?mdl=ILCE-6300&area=jp&lang=jp&ref=update
万が一、アップデートされてない状態でしたら試されてみてください。
よろしくお願いします。
ありがとうございます!
本体のバージョンはすでに1.10だったのですが、2.00があるようなのでアップデートして様子を見てみます。