こんにちはYuu(@yuu_u1)です。
今回は初代RX100で滝を撮ってきましたので、撮影方法を書いておきます。
撮影に行った場所は神戸の中心地からすぐに行ける「布引の滝」です。新神戸駅から歩いて10分から15分くらいで可能です。
布引の滝
〒651-0058 兵庫県神戸市中央区葺合町布引山
もし行かれる際は、急な階段や坂があるので動きやすいスニーカーや登山靴がオススメです。
Contents
RX100で滝を撮る方法
使用したカメラは初代RX100です。初代RX100は後継機の機種と違って非常にシンプルですが、通常のコンデジやスマホと違い1型センサーと言う大きなセンサーを搭載している高級コンデジなので、それなりの写真が撮れます。
今から紹介する方法は、他のRX100シリーズやミラーレスや一眼レフでも同じような方法で撮影可能です。
今回は滝の写真でよく見かける、水の流れをシルクのような滑らかな表現にする方法です。
カメラの設定
それではカメラの設定です。
水の流れを滑らかに表現したいのでシャッタースピード遅くする設定を行います。
撮影モードは、S(シャッタースピード優先)モードかM(マニュアル)モードで撮影します。
慣れないうちは、Sモードで自分でシャッタースピードだけ設定して、後の絞りはカメラに設定してもらうと楽です。
シャッタースピードは、0.5秒から5秒くらいで大丈夫です。
あとはISOはノイズを無くしたいので、できるだけ低い設定にしておきます。基本ISOはオートではなくISO125に設定で大丈夫です。
あとは、シャッタースピードを遅くするので、シャッターを押した時のブレを防ぐためにセルフタイマーに設定します。
(マニュアルで撮る場合は絞りf値をF4からF8くらいに絞ってのパンフォーカスで撮影。露出を見ながら適正露出になるようにシャッタースピードや絞り、ISOを決めます。)
最初は0.5秒くらいで撮って、もっと水の流れを滑らかにしたいならばシャッタースピードを1秒→2秒→・・・5秒・・のように遅くして自分の好きな水の流れを表現できればOKです。
もちろん5秒よりもっと遅くして撮影しても大丈夫です。
上の写真はシャッタースピード0.6秒で撮っています。
カメラの設定のまとめ
・SモードまたはMモード
・シャッタースピード:0.5秒から5秒くらい(遅いほうが滑らかになる)
・ISO:125(できるだけ低いほうがノイズが少ない)
・セルフタイマー(2秒くらいでOKです)
・RAW設定で撮ると後から編集がラク
・RAWでなくJPEGで撮影する場合は、長時間ノイズリダクションをONにする。(その場合はシャッタースピードの2倍待つ必要がある)
三脚とNDフィルターを用意
こういった水の流れを滑らかに撮影するためには、先ほどカメラの設定で書いたようにシャッタースピードを遅くする必要があります。
RX100で滝を滑らかに撮るには以下の2点のアクセサリーがあれば簡単に撮影が可能です。
・三脚
・NDフィルター
三脚
シャッタースピード遅くすると必然的にブレが生じてきます。ブレを防ぐためには三脚が必要になってきます。
今回使用した三脚はコンパクトでどこでも設置できる「ゴリラポッド」です。
とにかくシャッタースピードを遅くするので三脚を持って行きましょう!
NDフィルター
明るい時間にシャッタースピードを遅くすると、写真が真っ白になってしまいます。特に水の流れは白く明るいので余計に白トビしてしまいます。
そこでNDフィルターが必要になってきます。
三脚と違い何やら難しい物が登場してきたと思う人もいるのではないでしょうか?
NDフィルターとはカメラに入る光を抑える役割をするフィルターです。例えで言うとサングラスみたいなものです。
NDフィルターはND8やND16のように番号が付いていて、番号が大きくなるにつれてフィルターが濃くなります。番号が大きほどシャッタースピードを遅くできます。
滝を撮るならND8、ND16、ND64くらいがおすすです。(ちなみにRX100M3などの内蔵NDはND8です)
滝を撮る場所の環境によって明るさが違うので以下の方法でどのくらいのNDが必要か計算も可能です。
フィルター装着後のシャッタースピードは以下の計算で求めることが可能です。
「フィルターの番号」×「未装着時のシャッタースピード」→「装着後のシャッタースピード」
例えばND16の場合 未装着時のシャッタースピードが1/250秒の場合
ND16×1/250秒→装着後のシャッタースピードは 1/15s
↓NDフィルターについてはこちらの記事も参考に。
レンズの前に付ける事で、このブラックのフィルターが光の量を抑えてくれます。
そうする事で、明るい時間帯でも通常よりシャッタースピードを遅くして撮影が可能です。
しかし、初代RX100(RX100M2も)はNDフィルターが内蔵されていないために、別途NDフィルターを取り付け可能なアクセサリーを購入する必要があります。
写真のカメラはRX100M4(無理矢理付けています)ですが、RX100とRX100M2対応のフィルターが取り付け可能にできるフィルターアダプタを付けてやります。
そうする事で、NDが内蔵されていないRX100にもNDフィルターが取り付け可能です。
滝の流れを滑らかに撮るために必要なアイテム
・三脚
・NDフィルター
RX100で撮る滝の写真
実際にRX100で撮った滝の写真です。
最後に
RX100はポケットサイズで非常にコンパクトですが、撮れる機能はミラーレスなどとほとんど変わらないので、こう行った荷物を減らしたい場面でもしっかり写真を撮りたい人にはオススメのカメラです。
色々と長々と書いてきましたが、滝を流れを滑らかに撮るためには基本的に簡単にまとめると以下です。
・シャッタースピードを遅くする
・三脚用意
・NDフィルター用意
これはこのRX100に限らず、ミラーレスや一眼レフでも同じ方法です。
滝を撮る機会があれば、滝の流れを滑らかにする方法で撮ってみると楽しくなってきます。慣れないうちは何回も挑戦して失敗を量産すると良い設定や方法が身についてきます。
ギャラリー
写真をクリックして、表示されたら上にスライドさせると(スマホの場合)撮影機種と撮影設定が表示されて、「フルサイズ表示」で拡大できます。
使用カメラなど
RX100
三脚
フィルターアダプタ
NDフィルター ND16 49mm
Kenko NDフィルター PRO1D プロND16 (W) 49mm 光量調節用 249444
関連記事
↓NDフィルターについて
↓フィルターアダプターについて
↓長時間露光
↓RX100シリーズについて
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