7月31日に発売されたSONYの「RX100m4」の紹介です。
私は、RX100、RX100m3と使ってきてRX100シリーズは、今まで使ってきたカメラの中でも一番使い勝手がいいカメラです。
そのRX100シリーズ待望の4代目です。
今回のRX100m3からの進化は、新センサーの「積層型裏面照射CMOSセンサー」搭載により、読み出しが約5倍向上した点ではないでしょか。
そして、このセンサーのおかげで「スーパースローモーション」や「高速シャッター(1/32000秒)」を可能に、そして4K動画も1カット5分と言う制限はありますが、単体で4Kが記録可能になりました。
動画性能面では、RX100m3から全く別物カメラに変わった印象がします。
以前RX100m3と比較したエントリーをUPしているので参考にしてみて下さい。
それでは、約1日ほどですが、使ってみての感想を書きます。
※購入して1ヶ月後のレビューもUPしています。
旅行時にも最適でした。
Contents
購入したもの
それでは、ざっと付属品などを見ていきます。
今回購入したのは、本体とアクセサリーのグリップと液晶保護シートです。純正品以外には赤のハンドストラップを購入してみました。
RX100m3と同じなのでこちらも参考にしてみて下さい。
あと後ほど紹介するマンフロットの三脚を購入しました。
本体、バッテリー、アダプター、USBケーブル、ネックストラップ用のアダプター、ハンドストラップ、説明書等の書類です。
これはRX100m3と同じです。
続いて少し外観を見ていきます。
外観チェック
外観は以前、ソニーストアの展示分レビューで沢山アップしましたので詳しくはそちらを参照して下さい。
基本は、RX100m3と同じサイズです。(重さは少し重くなっています。)
外観の違いは、コントロールリングの形状とモードダイヤルに「HFR」が追加。
あとは上面に、4K等の文字が入っている点です。
それ以外は、RX100m3と同じです。
コチラは既に、ブリップを付けている状態です。
RX100m4は非常にコンパクトでホールド感が悪く滑りやすいので、こういったグリップは安全を考慮して付ける事をおススメします。
180度のチルト液晶で自撮りやローアングル、ハイアングルの撮影が可能です。
1日使ってみて感じたこと
次は購入して、1日ですが使ってみての感想です。
スローモーションが使いにくい・・
基本は、RX100m3と同じなのでほとんど戸惑う事はあまりありませんでした。
唯一、ちょっと戸惑ったのが「スローモーション」です。
スローモーションは撮影フレームレートは960fps/480fps/240fpsから、記録フォーマットは60p/30p/24pから選択でき、それぞれの組み合わせで記録時間が異なります。
「画質優先モード」時は2秒間のできごとを960fpsで24p記録した場合、40倍のスローモーション動画で再生時間は約80秒となります。画質設定は、画質優先(約2秒)/撮影時間優先(約4秒)の2種類から選択可能です。
私はiPhone6のスローモーションに慣れていたので、撮影して任意の場所をスローモーションで表現できると思っていましたが、記録した2秒間がスローモーションとして自動で編集されます。
また、撮影後このスローモーションへの変換時は、待機して待つのみです。
後から編集するという方法ではありません。
この撮影方法なので、記録開始を「スタートトリガー」または、録画ボタンを押した過去の動画を記録できる「エンドトリガー」とい設定が可能です。
このエンドトリガーを使うと、見逃しが少なくなります。
コチラがスローモーションの動画です。
240fpsが一番、画質が綺麗で使えると感じました。
960fpsになると撮影後の、待機時間も長いですし、画質もかなり荒いです。
RX100m3から嬉しい改善
RX100m3を使っていて、不満を感じていた点はほぼ改善されています。
・ズームスピードの変更
特に今回気づいたのが、ズームスピードの速度を変更できる点です。
電動ズームなので、素早く撮りたい時に、ズームスピードが遅くイラつく場面も多々ありましたが、この「高速」設定でかなりストレスが解消されます。
・EVFの進化
これは以前のレビューでも書きましたが、RX100m3が144万ドットだったので、倍の鮮明さになります。
・4K撮影可能
動画性能の、もう一つのポイントが「4K」動画の記録です。
1カット5分ほどの連続撮影しかできませんが、このコンパクトなボディで1型センサーとZEISSバリオ・ゾナーT*レンズ(24-70mm f1.8-2.8)のレンズで4Kを撮れるのが嬉しい機能です。
手ブレ補正の件ですが、以前ソニーストアで見た時のレビューで「インテリジェントアクティブ」可能と書いていた記憶もありますが「スタンダード」のみです。
手持ちだと結構ぶれます。私はほぼ三脚を使用するので手振れはオフで撮影しています。
※補足:コチラの神戸の夜の動画は購入して3日後に撮影した動画です。Youtubeでの評価が高かったので、購入当日に撮影した動画から差し替えています。
動画に関しては、コチラの記事も参考にして下さい。
・MP4で60p対応
MP4が一番、動画撮影で使い安いと思いますが、60pにも対応しています。
結局、4Kは搭載されていますが、SDカードもクラス10以上、そして容量や編集の考慮を考えるとフルHDの方が使い易い事は確かです(笑)
コチラは、XAVS-C HDで撮影した動画です。HDでも十分な画質です。
プロレベルの動画撮影機能
この機能はまだ試していませんが、撮影時に映像のトーンを整えるピクチャープロファイルやソニー独自のS-Log2 ガンマなど、クオリティーの高い動画作品を効率よく制作するための機能が搭載されています。撮影後にカラーグレーディングを行う際は広いダイナミックレンジで撮影されるので、よりカラーグレーディングに適した撮影が可能です。
先程紹介した神戸の夜の動画も、カラーグレーディングを行っています。
すごく細かな設定が可能です。
→RX100M4を1カ月使用したレビューを書きました。
コチラには、PP(プロファイル)を設定してカラーグレーディングを行った動画等をUPしています。ここまでコンパクトなのに、動画撮影機としてはかなり優れています。
コチラを参考にどうぞ!
写真のサンプル
当日に撮った写真ではなく、購入して撮ってきた写真を何枚か載せておきます。
まとめ
一日と短時間の使用ですが、私としてはまずまずの満足できるカメラです。
静止画は、RX100m3と同じという事なので、まだほとんど撮影していませんが、後々撮影してUPします。
※上の写真に追加でUPしています。
唯一撮影したのが、「ブルームーン」です。
RX100m3時の作例等はコチラを。
正直、ここまで詰め込んでコンパクトなので、私が求めていたカメラなので即購入というよりRX100m3から買い替えしました。
6万ほどで、RX100m3が売れたので、差額約5万で追加機能の4Kやスーパースローモーション搭載にアップグレードした感じです。
しかし、コンパクトなボディに多彩な機能が満載なので、バッテリーの減りは早いです。
予備バッテリーは容易しておいた方がいいです。
あと、私は4Kが撮影できるPanasonicのLX100も使っていますが、操作性やホールド感などを考えるとLX100の方が使い易いです。
やはりRX100m4はコンパクトボディに高性能が売りなので、そのあたりは弱点です。
また値段もRX100m3並の値段になっているのでスローモーションや液晶のチルトなどの不可を気にされない方でしたらおススメします。
また、4Kや動画撮影に興味が無い方は、「RX100m3」をおススメします。
私がRX100m4を選んだ理由は、RX100m3時の延長上で、いつでも持ち運びができて多彩な高性能な機能が詰め込んであり、綺麗な写真や動画が撮影できる点です。
そして冒頭でも書きましたが、動画性能の向上はRX100m3とは全く別物です。
4Kやスーパースローモーションなどの言葉から見ると、それだけが上乗せされたカメラに見えますが、4K撮影などの動画撮影時の細かい設定は、動画を撮る人に撮っては嬉しい機能が満載です。
またこれを考えると「RX10M2」はかなり動画撮影に適したカメラだと感じがします。
基本はこの1台でかなり荷物も減り、軽量化するので凄く満足です。
SONY デジタルカメラ Cyber-shot RX100 IV 光学2.9倍 DSC-RX100M4 |
ソニー アタッチメントグリップ「AG-R2」 AG-R2 |
SONY 液晶保護フィルム モニター保護セミハードシート Cyber-shot RX1/RX100 PCK-LM15 |
Panasonic 64GB SDXCメモリーカード RP-SDUC64GJK |
最後に・・
今回、RX100m4と一緒にマンフロットのCompactシリーズの三脚を購入しました。
全伸高 155 cm、収納時45.3cm、重さ1.16kgとコンパクトな三脚です。
コチラの三脚は、写真とムービー両方に使えてグリップ部で切り替えが可能な点がポイントです。
丸形のクイックリリースプレートを取り付けて、簡単に三脚に着脱可能です。
これも一緒に一日使いましたが、軽量で持ち運び安く、動画も撮影しやい三脚でした。
Manfrotto アクション三脚 COMPACTシリーズ フォト・ムービーキット アルミ 5段 ブラック MKCOMPACTACN-BK |
※RX100M4を1カ月使用したレビューを書きました。
コチラも参考にどうぞ!
旅行時にも最適でした。
追記:RX100M4の検索でコチラのブログを多く見られているようなので、上手く撮れたスローモーション・4K動画に差し替えました。
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コメント
格好いい画像お借りしました。
ありがとうございます。
M4にもスタンバイやハイバネーション・モードは無いんですよね? 私はそれでM3をあきらめました。愛用していたのだけれど、小休止後の再使用時にウイーンとレンズを繰り出すのが耐えられない。
そうですよね。レンズは必ず出たり入ったりしますよね。おっしゃっている意味が分かります。
こんにちは
いつも貴重な情報をありがとうございます。参考に差せて頂いております。
私もちょっと前にRX100M5を購入しました。もちろん、YUUさんのブログが大変に参考になったことは言を待ちません。機材類の情報も価値が高いと思います。そこで、お聞きしたいのですが、私もあの赤いハンドストラップが欲しくなりました。中々、気に入ったの見付からないので敢えてお聞きしました。
宜しくお願い致します。
いつもありがとうございます。
あのストラップは「CIESTA」というメーカの商品です。
アマゾンのリンクを貼っておきます。http://amzn.to/2rQg11p
私のRX100M4も寿命なのでRX100M5へ買い換えようとしています^^
またよろしくお願いします。
YUUさまへ
早々にお返事をありがとうございました。また、当方のレスポンスの悪さを深くお詫び申し上げます。アマゾンで買えるのですね。教えて下さって嬉しいです。早く注文しないと残1とか出てましたから。。。本当にありがとうございました。
これからも宜しくお願い申し上げます。