こんにちは、Yuu(@yuu_u1)です。
今回はiPhoneの外付けの広角レンズの比較を書いておきます。
iPhoneの標準の画角は28mmです。この28mmって一般的にみて広角のカテゴリーに入る画角です。
しかし、この画角でも狭く感じてもっと広く撮りたいと思った事はないでしょか?
普通ではあまり問題がないのですが、どうしても風景を撮っていたり、建物を撮っていたりともっと広く撮れたらいいとか思ったりしていました。
そこでそんな問題を解決してくれるのが、iPhoneに取り付けられる広角レンズです。
一時期、どの広角レンズがいいのか分からなかったので、国内外のiPhoneの外づけレンズで有名なモノを購入してしまいました。
iPhoneの後付けレンズには光学ガラスとプラスチック製があり、プラスチックは安価で加工がしやすいメリットがありますが、光を綺麗に通しにくかったり透明度が低いと言ったり光学ガラスの写りには再現できない部分があります。今回は全てが光学ガラスを採用しているiPhoneのレンズです。その分少し値段は高いですが、写りは妥協なしのものです。
なので今回紹介するレンズは少し値が張りますが、写りや本体の質感などどれをとっても素晴らしいレンズ達です。
では、今手持ちのiPhoneの広角レンズを紹介してどれが一番使いやすかったのかお伝えします。
Contents
広角レンズを持っててよかったと思える点
その前に広角レンズを一つ持っておくだけで便利だった事を書いておきます。
もう名前の通り「広角」なので、広く写すレンズです。広く撮りたいシーンは街中にたくさん溢れてますよね。
自分は街中で撮るのが好きなので街の景観を多く取り入れたいとか、室内の写真も撮るのでより広く撮りたい時がでてきます。そういった時にiPhoneの外付けのポケットに入る高画質なレンズを持っているだけで、いつもとは全く違った写真が撮れてしまうんです。
上の写真はiPhoneの外付けレンズ (上)18mm(tokyo grapher製)と(下)iPhoneの標準画角で同じ場所から撮った写真です。
見て頂くと違いが一目瞭然ですよね。
iPhoneの広角レンズの比較
これから紹介するレンズは以下の4本です。写真の左から
・ZEISS(ツァイス)の「 Wide-Angle – ExoLens PRO with Optics by ZEISS」
・MOMENTの「WIDE LENS」
・tokyo grapherの「Zero-Distortion WIDE LENS PRO」
・olloclipのCore Lens Set の「SUPER WIDE」
各レンズのスペック
各レンズの主な仕様と価格です。
焦点距離 | レンズ構成 | 撮影倍率 | 画角 | 防塵・防滴 | サイズ | 重量 | 価格 | ||
ZEISS | 18mm | 4群4枚 | 0.6 | 100 | ◯ | φ43.9×29mm | 86g | 21,600円 | ZEISS |
MOMENT | 18mm | 5群6枚 | 0.6 | 不明 | φ39.5×29mm | 76g | 99.99ドル | MOMENT | |
tokyo grapher | 18mm | 3群6枚 | 0.66 | 101 | ◯ | φ35×19mm | 26.7g | 12,000円 | tokyo grapher |
olloclip | 120 | 不明 | 約φ29×20mm | 34g | 11,600円 | olloclip |
※表の右が切れている場合は左にスライドすると見えます。
※olloclipの仕様表だけ公式ページを見ても記載されていなかったので不明だったところは空白にしています。。下記に各レンズのサンプル写真を載せていますが一番広く撮れます。
もう少し各レンズの特徴を紹介
・ZEISS(ツァイス)の「 Wide-Angle – ExoLens PRO with Optics by ZEISS」
・ZEISS(ツァイス)の「 Wide-Angle – ExoLens PRO with Optics by ZEISS」
知る人ぞ知るレンズの名門ブランド「ZEISS(ツァイス)」ブランドの光学デザインを搭載したiPhone用のレンズです。
これから紹介する3本のレンズとは少し違う重みのある上品な仕上がりは、一眼などの専用のZEISS(ツァイス)のデザインに通じるものが感じられます。
もちろんデザインだけでなく写りも素晴らしいレンズです。
しかし、レンズ本体の質感やデザインは最高ですが、重さとサイズが大きいデメリットが使って感じました。
・MOMENTの「WIDE LENS」
・MOMENTの「WIDE LENS」
こちらも海外のメーカのモノです。このレンズはアメリカのシアトルのスタートアップ企業が作った高品質なレンズです。かなり海外では評判のいいレンズです。
使っていて専用のケースとの一体感や専用カメラアプリが用意されていたり専用アイテムが豊富であったりと長く使えるレンズシステムです。
正直言いますと、このレンズシステムがスタイリッシュさでは一番です。使っていてカッコいいです。
購入はMOMENTの公式オンラインショップにて→https://www.shopmoment.com/shop/new-wide-lens
・tokyo grapherの「Zero-Distortion WIDE LENS PRO」
・tokyo grapherの「Zero-Distortion WIDE LENS PRO」
結論から言うと、このレンズが自分の中で一番使いやすいレンズです。光学性能はもちろんな事、今回紹介するレンズの中で唯一、日本のメーカーが作っている東京ブランドです。
実はあまり知られていないですが、品質を求められる映画用の高性能フィルターなどを制作している、世界でも有数の光学メーカーがレンズを設計・制作しています。
実に使いやすく、非常にシンプルだけど色々と考え抜かれていて、いつもポケットやカバンの取り出しやすい所に入れています。
・olloclipのCore Lens Set の「SUPER WIDE」
・olloclipのCore Lens Set の「SUPER WIDE」
現在、アップルストアで販売されている唯一のiPhone専用レンズです。
光学性能はよく、取り付けもクリップ式で、フロントとバックカメラの両方に素早く取り付けることが可能です。魚眼レンズも付属でついていて、この広角と魚眼レンズのセットになって販売されています。今回は広角レンズのみの紹介です。
このレンズは写りは悪くないのですが、他の3本のレンズと違いかなり湾曲になるのがあまり自分には向いていませんでした。
追記
アプリを使って歪みを補正できるという事をツイッターで教えて頂きました。
補正して真直ぐに直すと画角が狭くなります。
Lightroom CCのジオメトリでゆがみ補正をした方が綺麗にいくかも。
以上の4点です。各レンズの名前が長いので以下はメーカ名で書いおきます。
↑ちなみにこれがiPhoneの標準画角28mmです。
各レンズで撮ったJPEG撮って出し
スライドショー形式で画像を貼っておきます。上の各写真と同じJPEG撮って出しです。
※スライドショーは画像内の矢印を押すと次の写真へ送れます。
↑各レンズのJPEG撮って出し
↑等倍切り出し
↑周辺部分
もう1カットだけサンプル写真です。今度は光量の少ない室内です。
各レンズのサンプル写真を比べてどうでしょうか?自分は広角レンズは湾曲のない真っ直ぐな写真が好きなのでolloclip以外が好みで、ZEISS、MOMENT、tokyo grapherのレンズはの解像度は見た感じ大きく違いがないように感じます。
iPhoneで気軽に撮影したいので装着方法も大事
続いては、装着方法です。iPhoneで写真を撮るからには気軽に取り付け取り外しができるレンズを使いたいですよね。
なので、この点は自分にとってかなり重要だったります。写りはいいけど取り外しに手間が掛かるようでは使うのが面倒になってきますよね。各レンズの装着方法は以下です。
ZEISS
ZEIZZのレンズは基本的に、この4本レンズの中で自分にとって装着は厄介なレンズでした。
こんな感じで、左からフード、本体、マウント、レンズキャップです。
マウントにレンズを取り付けます。
レンズを付けたマウントを iPhoneに取り付けるわけですが、ここがかなりの厄介者です。
マウントのiPhoneを挟むスペースがぴったりで余裕がないんですね。(あったらグラグラで困るかもしれませんが)なので、前面の液晶に保護フィルムや保護ガラスを付けてる人は剥がさないと付けれません。このために新たに極薄の保護シートを買いに行きましたが、全く無意味で一発でめくれました。
そのために、このレンズを使う人はiPhoneの裏表に何も付けないで使う必要があります。そこだけ注意してください。
これが装着時の姿です。かなりボリュームのある仕上がりです。大きさも重さも今回の比較のレンズの中で一番ヘビー級です。
MOMENT
MOMENTは専用のケースに取り付ける方法です。
左からレンズキャップ、本体、マウントと一体化した専用ケースです。
普通にiPhoneの専用ケースなので、そのままケースとして装着します。
質感もカッコよく滑りにくく持ちやすい素材です。
あとは使いたい時にねじ込んで、簡単に取り付けが可能です。
これが取り付けた状態です。専用のケースとレンズのマット感が高級な感じでカッコいいです。
tokyo grapher
個人的にはこれが一番好きです。
tokyo grapherは左からレンズ本体、前後のレンズキャップ、専用マウント。
マウントは専用ケースのや簡易マウントなど、自分の好きなスタイルに合わせて購入時に好きなタイプを選択して購入します。自分はiPhoneの純正ケースに取り付けできるビルトインマウントレンズを使ってます。
各メーカにはない純正のケースに取り付けれるのが、iPhoneの純正ケースを使っている自分としては大きなポイントです。
ビルトインマウントを取り付けたら、普段はずっとこのままにしておきます。
レンズを使いたい時に、ねじ込み穴になっているので簡単に装着できます。
olloclip
olloclipです。
olloclipはレンズ本体、フロントキャップ、クリップ式のマウントです。
レンズ本体をクリップのマウントに取り付けてiPhoneに挟みます。
気軽に取り付け可能ですが、iPhoneのケースを付けてる人は外してつける必要があります。
フロントにも同じマウントが用意されているので取り付けて遊ぶ時は、この広角以外に魚眼レンズもセットになっているので遊び心のあるレンズです。
以上のように、各レンズの取り付け方法が異なります。特にケースを付けている人は、外したりする必要があるので購入する時は注意が必要です。
iPhoneが広角レンズを手に入れた写真
このシーンでは桜と高層ビルと池に写る全てを入れたかったのでレンズが活躍しました。
街を見下ろすシーンでも大活躍。
見上げても大活躍。
広く写るって気持ちいいですよね。バシッと決まる感じが。
動画やタイムラプスでも広角レンズは威力を発揮します。
動画はiPhone標準画角と広角レンズのタイムラプス比較です。
(※動画上のテロップの数字は写真時の画角で動画やタイムラプスになると画角が少し狭くなります)
最後に
いかがでしたか?お気に入りのレンズはありましたか?
iPhoneの外付けレンズは今や多種多様でどれがいいのか迷ったりしますよね。でもいつも持ち出すiPhoneだからこそ、人とは違った表現で写真を撮りたい、そう言う要望に答えてくれるのが外付けのレンズであったりします。
その中でも自分のオススメは「tokyo grapher」のレンズがお気に入りです。
先ほども書いてきましたが、写りは他のレンズと見劣りのしない素晴らしいもので、さすが日本のブランドであって、映画用の高性能フィルターなどを制作している、世界でも有数の光学メーカーがレンズを設計・制作していると感じ取れました。
それ以外にもiPhoneと言う手軽なカメラなので、持ち運びやすさや取り付けやすが一番苦にならなかったのも、今でもずっと使い続けられるレンズだと思います。
広角レンズを手に入れると一層写真の楽しみ方が増えます。
是非、広角レンズを検討の方は参考にしてみて下さい。
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↓こちらにtokyo grapherの「Zero-Distortion WIDE LENS PRO」の詳細レビューを書いています。
『iPhone用の広角レンズ「tokyo grapher」のレンズが非常に素晴らしい!(iPhone X ,8 対応)』
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