1月5日にNikonから待望のDXフォーマットのフラッグシップ機「Nikon D500」が発表されました。
発表された日に急いでコチラの記事を書きましたが、改めてD500のスペック等を見ていると、やっぱりスゴイです。
自分は以前Nikon D7000を少し使っていて、動画撮影に弱いと感じSONYのミラーレスα6000やRX100シリーズ等へ買い替えたわけですが、D500の性能を見ているとD500がだんだんと欲しくなってきます(笑)いや。。性能だけで欲しいと言う訳ではないのですが。。
そして、いろいろ調べていると海外のサイト「photographylife」にNikon D500の素晴らしい点を書きだ出した記事がありましたので、それを踏まえつつ、自分の知識の整理もしたいので改めてまとめてみました。
Contents
Nikon D500のおさえておきたい機能11点と+α
1.新世代153点AFシステム
まずは、153点のAFシステムです。
同時に発表されたNikonのフラッグシップ「D5」と同等の新世代の153点AFシステムを搭載しています。新開発の「マルチCAM 20Kオートフォーカスセンサーモジュール」を採用し、153点のフォーカスポイント(中央部と周辺部の99点はクロスセンサー)で広い範囲を高密度にカバーしています。また中央のフォーカスポイントで-4EV、その他のフォーカスポイントすべてで-3EVを実現。これもD5と同等性能で、暗所にも強いAFとなっています。
あの動体に強いEOS 7D Mark IIのオールクロス65点AFセンサーです。これだけ見るとD500の方が圧倒的ですが、全フォーカスポイントがF5.6光束対応になっています。そして、中央1点はF2.8光束対応のクロスセンサーを組み合わせたデュアルクロス仕様になっています。
現行のNikon D750やD7200は51点で15点のクロスセンサーです。これだけでもD500の素晴らしいさが伝わってきます。
2.オートAF微調節
装着レンズの機種ごとに厳密なピント合わせを行うために、AFのピント位置を調節できるAF微調節機能。従来必要だった「設定」→「撮影」→「確認」の繰り返し作業が、「静止画ライブビューでのピント合わせ」→「ボタン操作による調節値自動設定」の簡単操作で完結します。
3.優れた顔認識
測光センサーに180KピクセルRGBセンサー(約180,000ピクセル)を新たに採用し、アドバンストシーン認識システムの性能をさらに向上。顔の検出力をさらに強化しています。
4.タッチパネル搭載チルト液晶
あらゆるアングルで写真や動画を撮影可能な可動式タッチパネルの高精細な3.2型約236万ドット高解像画像モニターを採用。
D5500に搭載されているタッチパネルのように、スワイプさせて写真をコマ送りさせたり、スマホのようなピンチやズームも可能です。
Canon EOS 7D Mark IIやNikon D7200は固定式の液晶です。
一眼レフはファインダーを見ながら撮影する事が多いですが、三脚に固定したり無理なローアングルやハイアングルで写真や動画を撮影する時には心強い見方です。撮影の幅が広がります。
5.最大200コマ/14ビット記録ロスレス圧縮RAW
約10コマ/秒の高速連続撮影に加え、バッファーメモリーの大容量化などにより14ビット記録のロスレス圧縮RAWで200コマまでの連続撮影が可能です。
・Canon EOS 7D Mark IIの高速連写は10コマ/秒と同じです。RAWの場合は連続撮影可能枚数は約31枚。
・D7200の高速連写は6コマ/秒 14ビット記録ロスレス圧縮RAWでも最大18コマ
6.HD撮影での電子手ブレ補正を搭載
D500にはボディ内手ブレ補正は搭載されていませんがフルHDやHD動画撮影時に、上下・左右・撮影レンズを中心とした3方向の手ブレの影響を低減する「電子手ブレ補正」を搭載。
7.静止画や動画の「フリッカー低減機能」
蛍光灯や人工照明下で撮影するとチラツキ(フリッカー)が発生しますが、動画撮影時はもちろんのこと、静止画の「フリッカー低減機能」も搭載しています。静止画のフリッカー低減はD5には搭載されていない機能です。
8.HDビデオを撮影するためのアクティブD-ライティング
最新の画像処理エンジンEXPEED 5の搭載で、白とびや黒つぶれの両方を抑えつつ適度なコントラストを抑えて動画撮影が可能です。
9.バックライトボタン
D5のようなフラッグシップ機に搭載されている機能です。D500は、ボタンイルミネーションを搭載した最初のDXフォーマットのカメラです。周囲が暗い時でもボタン操作を快適にし素早い設定が可能ですね。
またD5と両方を所有する人のためにボタンのレイアウトが同じように配置されています。
10.MB-D17のバッテリーグリップ
D5で使用されるのと同じEN-EL18aバッテリーを利用し、1240から2510ショットにショット数を増やすことができます。
11.ISO、機能ボタンとジョイスティック
D500は、D5のような非常に重要な人間工学的ボタン配置になっています。
ISOボタンは、最終的には片手でISOを変更することができ、カメラのグリップの右側に再配置されています。液晶画面の左側にFn2ボタンを配置しています。
D4 / D4S / D5カメラと同じように、カメラの背面に専用のジョイスティックが搭載されています。
D500のレイアウトと参考にD7200のレイアウトを貼っておきます。
+α.
4K UHD(30p)動画対応
写真メインで撮影される方には、必要無い機能かもしれませんが、自分は動画も撮るのでNikonの動画性能の進化には驚きました。一眼レフの4K搭載って初めてですよね。一眼ではPanasonicやSONYのミラーレスの印象が強いですが、一眼レフにも4Kを載せる時代がきました。
動画の撮影機能もD7200からの新機能の動画専用メニューやMモードで撮影時にシャッタースピードや絞りが固定されますが、ISOが自動調整される機能も搭載されています。
高感度
「D5」と同じ最新の画像処理エンジン「EXPEED 5」と新開発のニコンDXフォーマットCMOSセンサーを搭載し、常用感度ISO 100~51200、減感 ISO 50相当(Lo 1)、増感 ISO 1640000相当(Hi 5)を実現。高感度域でも被写体の鮮鋭感を維持しながら、効果的にノイズを低減します。
Canon EOS 7D Mark IIは常用感度ISO 100~16000 感度拡張により、H1:25600、H2:51200の設定も可能。
Nikon D7200は常用感度ISO 100~25600 Hi-BW1(ISO 51200相当)、Hi-BW2(ISO 102400相当)にも設定可能。
実際に高感度に強くなったようですが、どこまで使えるか楽しみです。
光学ファインダー
史上最大の対角視野角約30.8°の視野角を実現して、倍率約1.0倍、視野率約100%の光学ファインダー搭載。
EOS 7D Mark IIの光学ファインダーは、新ガラスペンタプリズムを採用し、視野率約100%を実現。倍率は約1.00倍、視野角は約29.6°、アイポイント約22mmを達成。
ボディ
D500のボディは高剛性炭素繊維複合素材とマグネシウム合金を採用した、モノコック構造ボディーです。
防滴・防塵構造でもあります。
EOS 7D Mark IIもマグネシウム合金で防滴・防塵構造です。
サイズ | 質量 | |
Nikon D500 | 約147×115×81mm | 860g |
Nikon D7200 | 約135.5×106.5×76mm | 765g |
Canon EOS 7D MarkII | 約148.6×112.4×78.2mm | 910g |
※質量はバッテリーやSDカードを含む
最後に
D5同等の最高性能と進化した機動力を融合したDX最強モデルで、間違いなく発売されるとAPS-C機の一眼レフでは最強のカメラであることは間違いなさそうです。
価格は、ボディ単体が25万9,000円前後、D500 16-80 VRレンズキットが34万円前後となっています。ライバル機種となりうるキヤノンのEOS 7D MarkIIは約1年前に発売されているので、後発のD500の技術の進化は有利ですが、とは言っても、D5のAPS-C機版と言っても過言でないようなフルスペックだと感じます。
Nikonもキヤノンと同じようにレンズが豊富で写真はもちろんのこと動画撮影機能も向上しているので非常に気になります。
今回書いた以外にもカタログPDFを見ていると、ゾクゾクするような機能が満載です。
値段も高額ですが、それに見合った価値はあります。
参照:Nikon、photographylife 写真一部dc.watch
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