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【レビュー】SONY 「RX10M2」レンズ一体型のハイエンドコンデジでは最強の動画カメラ

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今回はSONYのハイエンドコンデジRXシリーズの「RX10M2」の紹介です。

RX10M2はレンズ一体型の高倍率ズームレンズ搭載のネオ一眼と呼ばれるような高級コンデジ(ハイエンドコンデジ)です。

発売されて半年くらい経ちますが価格がほとんど変動せずの高額のままです。

そして、そのためかあまり使っている方を見た事がありません。あまりと言うより見た事がありません。

しかし、私は非常に気に入っています。実は初代の「RX10」も持っていたのですが、私の勘違いでタイムラプスが出来ると思い込んで購入し、実際はタイムラプス等のアプリ未対応だったので泣く泣く手放しました。

『SONY RX10』を購入!大型センサー搭載のカールツァイス製の全域f2.8高倍率レンズのデジカメ

まあ、それはさておき少なからず「RX10M2」の存在が気になる方もいると思いますので、使い勝手や使用してきた「RX100M4」を踏まえて書いていきます。

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RX10M2の特徴

IMG_2667

まずはRX10M2の特徴を簡単に書いておきます。

基本的なスペックは「RX100M4」と似ています。

RX100M4と共通する点

・メモリー一体1.0型積層型Exmor RS CMOSセンサー搭載。

・画素加算のない4K動画記録

・映像のトーンを整えるS-Log2 ガンマで動画撮影が可能。

・最大960fps(40倍)のスーパースローモーションが撮影可能

・最高1/32000秒の高速シャッター

RX100M4と違う点

・全域F2.8を実現した24-200mmズーム、大口径ZEISSバリオ・ゾナーT*レンズを搭載。

・約0.09秒の高速オートフォーカスを実現した「ファストインテリジェントAF」を搭載

(AFのアルゴリズムは同じですがRX10M2の方が高速です)

・最長約29分の4K動画記録

・ヘッドホン・マイク端子搭載

・防塵・防滴設計

・ボディサイズ(一眼スタイル)・操作性のしやすさ

・EVF(ファインダー)235万ドット相当の有機ELは同じですがT*は無しです。

どちらかと言うとRX100M4はスナップ向けの機種ですが、RX10M2はじっくりと動画を撮りたい向けの機種です。

私が購入した理由

なぜRX10M2を購入したかと言うと、まず私の撮影スタイルは、タイムラプス動画を写真と共によく撮る事です。

その事を踏まえてストリートでタイムラプスを撮るのでシャッター音が鳴ると非常に不快です。

そのためタイムラプス撮影時に静音シャッターであること4K動画でなおかつLog撮影が可能であるという事です。α7IIシリーズもサイレントシャッター機能を搭載していますが、タイムラプスアプリ使用時は機能しません。そうなるとこのRX10M2かRX100M4が候補に上がってきます。

追記

現在は「α6300、α7R II, α7S II,α7S」がタイムラプス時にサイレントシャッター対応になりました。

待望のSONY α6300がタイムラプス時にサイレントシャッター対応に!(α7R II, α7S II,α7S )

RX100M4を持っているにも関わらずRX10M2を購入した理由。

防塵・防滴に配慮した設計と望遠域まで2.8通しである事の2点が大きいです。

あとは操作性。そしてフィルターをアダプタを使わなくても付けれる点です。

防滴・防塵に配慮した設計であれば、タイムラプスを撮っていると急な天候変化の場合にもある程度対応できる事です。面白い絵を撮るためには、ちょっとした雨等にも耐えて撮影を続けたいからです。

一眼スタイルであるためボディはエントリークラスの一眼レフに匹敵する大きさですが、F2.8通しの24-200mmのレンズを搭載していることを考慮するとコンパクト感を感じ、F値が変化しないので動画を撮っている時に、ズームしたりする時にほとんど明るさに変化がないので便利です。

操作性は、冬に手がかじかむ中、RX100M4のコンパクトでは操作性が悪かった事。

Processed with VSCOcam with hb2 preset

そして、RX100M4とRX10M2は内蔵NDフィルターを搭載していますが、やはり動画を昼間に開放で撮りたい時や明るい場所でシャッタースピードを落としてタイムラプスを撮りたいけど、内蔵NDフィルターでは3段階までしか対応していないためにあまり動画を撮る機種としては使えないという点です。そのため気軽にフィルターが取り外し可能と言う点です。

RX100M4もサードパーティー製のアダプターを噛ませばフィルターも取付可能です。

あと、これは個人的な見解ですがボディサイズが一眼スタイルなので、コンパクトなRX100M4と比べて街中でも写真を撮っていると言うような感じで堂々と撮れる事です。

RX10M2で撮影した動画

いろいろ書きたい事はありますが、RX10M2の強みは写真も撮りたいけど動画もしっかり撮りたい方へ向けたコンセプトのカメラです。

(以前、どこかの記事でソニーの開発担当者が語っていたのを読んだ覚えがあります。)

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そのため動画撮影の機能は、他のレンズ一体型のカメラにはない圧倒的な撮影性能を持っていると感じます。この辺りは4K搭載している同じ形のPanasonic FZ1000とは違う点であると思います。

では最初に神戸の夜の街を撮影した動画と昼に撮影したネイチャー系の動画を参考に載せておきます。

低照度でのRX10M2の動画

ピクチャプロファイルS-Log2で撮影して、DaVinci Resolve用のソニーが提供するLUTを当ててカラーグレーディングを行っています。

このプロファイル7(S-Log2)を使うとISOは800スタートからです。ノイズを抑える為に、ISOは1600までに抑えて撮りました。もう少しISOを上げてもよかったと思っています。その後の夜間撮影の結果ISO2400くらいまではいけたような感じです。

明るい照度でのRX10M2の動画

こちらも夜間時の動画のようにピクチャプロファイルS-Log2で撮影して、DaVinci Resolve用のソニーが提供するLUTを当ててカラーグレーディングを行っています。

こう言った明るい環境のもとで開放F2.8でボケを活かそうとすると、シャッタースピードを1/60に固定しているので高密度なNDフィルターが必要になっていきす。そのため動画機能を謳っているカメラとしては内蔵NDフィルターでは白とびをして使えません。

スローモーションに関してはRX100M4と同等なので今回は省きます。

気になる方はRX100M4のエントリーを参照にしてみて下さい。

【レビュー】SONY RX100M4 ( RX100IV ) を使用した感想。動画も写真も不満なし。

一応タイムラプスも載せておきます。

※一部、α6000も使用しています。

こちらのタイムラプスのエントリーはこちらをご覧下さい。

大阪・京都・神戸で撮影したタイムラプスをまとめました。

RX10M2の静止画

次に静止画です。私は写真も動画と共によく撮りますが、美しい写真よりも雰囲気のある写真を撮るのが好きなので、あまり解像感とかこだわりはありませんので、あまり参考にならないかもしれません。

1型センサーとツァイスT*レンズと画像処理エンジン BIONZ Xでレンズ一体型で最適化されているのでそれなりに美しい絵は撮れます。

しかし、フルサイズやAPS-Cなどの大型センサーのカメラと比べると被写界深度の関係でボケの量が少なかったり、高感度に弱いと感じますが、そう言った大型センサーと比べてもキリがないので1型センサー搭載のカメラという道具としてみてやって下さい。

ボケ(APS-C機のα6000比較)

一般のコンデジと比べてセンサーが大きいのでボケの量も気になると思いますので、簡単ですがAPS-C機のミラーレス一眼と比較の写真を載せておきます。

後日更新予定

作例

DSC01860

24mm f/2.8 1/100s ISO100

DSC08859

35mm f/8 6s ISO100

DSC01837

73mm f/2.8 1/100s ISO100 EV-1.3

DSC01832

37mm f/2.8 1/60s ISO100 EV-1

以下の写真は撮って出しでないので申し訳ございません。編集はiPhoneで行っています。

こんな写真撮れます。こんな写真撮ってます的な感じでご覧下さい。

IMG_2159

24mm f/2.8 1/1250s ISO100

IMG_2223

50mm f/8 1/50s ISO400

164mm f/7.1 2.5s ISO100

IMG_2440

81mm f/2.8 1/100s ISO500

IMG_2770

24mm f/2.8 1/25s ISO250

IMG_2851

24mm f/4.5 30s ISO100

IMG_2867

24mm f/9 2s ISO125

IMG_2969

35mm f/4.5 30s ISO100

IMG_2977

35mm f/3.5 5s ISO100

IMG_2983

35mm f/5.6 30s ISO100

IMG_3008

29mm f/3.5 1/2s ISO200

IMG_3082

24mm f/4.5 1.6s ISO200

Processed with VSCOcam with c4 preset

f/8 20s ISO100

使用して感じた事

まあなんと言っても、完全に自分視点の感想ですが、一番感じることはやっぱり大きさです。

RX100M4やミラーレス一眼α6000に通常、SEL20F28のパンケーキレンズやSEL35F18の単焦点レンズを付けて持ち歩いているせいもあり、ボディは重く大きく感じます。

その代わり、ボディ自体はマグネシウムボディで見た感じも質感は高いです。

以前PanasonicのFZ1000も使っていましたが、RX10M2の方が質感は上です。

そして、グリップ感も問題無しです。

AFに関して

前モデルから進化したと言われているAFですが、合掌スピードはそれなり速くなったと感じています。しかし、暗いところではかなり迷い合うまでに時間が掛かります。

実際に私の場合は、動画はMFで撮る事が多く、写真でも動体を撮る事があまりないので、AFの性能についてはこのくらいしか書けません。

その他フォーカス繋がりで、マニュアルフォーカスで液晶画面を見ながらピント合わせる時ですが、これはセンサーサイズと関係するのか詳しい事は私には分かりませんが、夜間のピント合わせは非常に見にくいです。画面上にノイズが大量に現れピントが合っているか分かりづらいです。ピントの合わせやすさは夜間でもα7は見やすかったです。

最悪の場合は、スマホをリモコン代わりにできるリモートコントロールでタッチAFでピントを合わせます。

手ブレ補正

動画の手ブレ補正についてはフルHDの場合は、5軸手ブレ補正のインテリジェントアクティブモードはかなり強力に作動してくれますので、手持ちの動画撮影にはかなり有効です。

4Kにはスタンダードの手ブレ補正のみなのであまり使いものになりません。

高感度

高感度に関しては、作例が無いので分かりづらいですが、写真での自分の許容範囲はISO800くらいです。それより上げるとディテールが崩れてきます。

その他

高速シャッターに関しては、全く使ってないので評価できません。高速シャッターを使う機会があれば、追加で更新しておきます。

ズームスピードの改善。初代RX10の電子ズームは、少しイラッとするくらい遅かったですが、速度が標準と高速を選べるようになっています。

ソニーのUIは使い易いと感じています。メニュー画面にしてもファンクションキーの呼び出しにしても使い勝手がいいです。

バッテリーに関して、正直あまり期待できません。長時間撮る方は最低でも予備バッテリーを1個購入する事をおススメします。私はα6000のも含めて5個持っていますが、3個あれば1日は過ごせると思います。

最後に

RX10M2は、レンズ一体型のコンデジとしては間違いなく動画撮影に関しては一番優れているカメラです。そして、スローモーションや高速シャッターなど私は使いこなせていませんが、レンズのスペックも含めて表現力の自由度が半端ないカメラです。

このカメラをもっと使いこなせば、面白い作品や面白い絵が生まれてきそうです。

フルサイズやAPS-C機に比べると解像度などは落ちますが、とにかくこれ一台持っていれば困ることはないというくらいのカメラではないでしょうか。

価格はそれなりにしますが、実際に使ってみるとそれなりの価値はあります。

RX100M4はコンパクトでストリート等で非常に取り回しが効き便利です。逆にRX10M2は広大な場所などでじっくり写真や動画を撮る方には非常に最適なカメラではないでしょうか。

以上がRX10M2の紹介です。

もしこれ以外にも気になる点がありましたらお気軽ご質問下さい。

おまけ:RX10M2の外観写真

おまけにRX10M2の外観写真を載せておきます。

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フード装着

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フード無し

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電源オフ

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電源オン時のレンズの飛び出し(24mm)

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端子部分

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フォーカスの切替ダイヤル

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SDカードスロット

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バッテリー

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レンズの下部には絞りダイヤルのクリック感のオンオフ切替スイッチ

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ハイアングル時の液晶

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ローアングル時の液晶

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ファインダーと干渉しないヒンジに改善

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内蔵フラッシュ

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サブディスプレイのバックライト

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24mm時のレンズ

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200mm時のレンズ

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Processed with VSCOcam with a9 preset

Processed with VSCOcam with a9 preset

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ステップズーム機能 通常ズームに操作に加えて24、35・・・135、200mmのステップアップズーム操作可能

最近、ソニーのカメラがメインですがYoutubeにもマイペースで動画をUPしています。

よかったら見てみて下さい。

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趣味で神戸を中心に関西周辺の写真やタイムラプスや動画を撮っています。 SONYのカメラとiPhoneを愛用しています。 【最近のお問い合わせ事例】 ・タイムラプスの撮影依頼 ・夜景撮影の依頼 ・室内写真の撮影依頼
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